「花嫁が司会をするのかよ!笑」
と元上司や皆に突っ込まれる、異例の挙式をしたのは私です。
各業者さんにも、
「え、今電話しているのは花嫁本人なの?」
と驚かれることが多かったのですが、
アメリカでは本人たちが企画して各業者に連絡するのは実は珍しいことではありません。
ただ、鎌倉でそれをしたのは珍しかったようで
うちは提携の業者(プランナー)を通してでないとできない、
というところも多かったのですが、少しでも皆さんの参考になればと思います。
最初は鎌倉か箱根で悩んだ
神社で挙げたい、とは決まっていたのですが最初は箱根か鎌倉で迷っていました。
箱根の神社挙式費用:5万ほど
鎌倉の神社挙式費用:20~25万ほど
お値段も景色も箱根はとっても良かったのですが、
遠方からくるゲストにとってアクセスが悪く、
どのホテルもどの施設も、
例え泊まっていても、別会社の出張着付けはNGなどという縛りが多く断念しました。
ホテル提携の着物レンタルや着付けは予算オーバーでした。
箱根の感想:自由が利かなすぎる・・・・
大好きな街ですが、ブライダルに関しては全然融通が利かない、
業者とホテルはガチガチ、
ホテルの挙式プランを選んでいないと何もできない
でもホテルの挙式プランも自由にカスタマイズできない・・・
と私にとっては目的とことごとくあわず、交渉の余地もなく、あきらめました。
この交渉の余地がなかったというところがすっぱり諦める決め手となりました。
八幡宮は私が七五三祝いなどをしたご縁があるところでもあり、
東北からくるゲストにとっても、JRで来やすい場所であったため
結果としてとてもよかったと思っています。
鎌倉八幡宮はこんなところです、
本殿の前にある祭殿で挙式を行います。
挙式の目標は、ゲストに楽しんでもらうこと
神社へ納める費用は20~25万ほど。
これはラスベガスの砂漠挙式と同じくらいの予算で、
これだけでめちゃめちゃ費用が抑えられたので、引き出物やお食事を豪華にしよう!と思っていました。
そもそも、この挙式をしたのも自分たちのためというよりは、
お世話になった親族や友人に感謝の気持ちを込めておもてなししたい、
と思ったからで、他とは違う経験をしてもらおうと決めていました。
挙式後の食事会は古民家イタリアン
残念ながら今年の3月に閉店してしまったのですが、
食事会は古民家一棟貸し切りで行いました。
色々な場所に問い合わせさせていただいておりましたが、
・貸し切りができること
・ある程度の自由がきくこと(引き出物持ち込みOKなど)
・ほかのお客様に迷惑をかけずに済む場所
・お食事が美味しいこと
・雰囲気がいいところ
などを条件に探していて、
この閉店してしまったシンポジウムさんは、
持ち込みチャージなし、自由にしていいです、ウェルカムドリンクもします、とオーナーさんが大変寛大な方で、メールのレスポンスもよくこれ以上のサービスはないというほど自由にさせていただけることになったので即決でここにすることにしました。
この食事会場を探すのが一番大変で、
花嫁が企画しているということで、「プランナーさん通してないの?」と警戒されている方も多かったことは事実です。
ネックだったのは引き出物などの持ち込みがNGなところがあるということ。
皆さんも予約するときに確認しておいたほうがいいと思います。
さらに決め手だったのはシンポジウムさんはサイトにテーブルの図をアップされてたことですね。それをお借りしてその上に希望のテーブル配置を書くことができたので、
とても助かりましたし、会場のスペースを想像するのにとてもやりやすかったです。
(↑もともとのテーブル配置図の上に、希望のテーブル配置やゲストのアレルギーを書き込みました)
シンポジウムさんは直感的にも対応的にもいいかもしれないと思ったので、
即両親に二人分のコース料金を振り込み、二人にデートを兼ねて試食に行ってもらいました。
(二人はこき使われていると思ってましたが(笑)
結果は大当たり!
少し味付けが濃く、量も多いがとてもおいしかったとのこと。
さらに別でオーダーしようと思ってたお花屋さんとの提携があるということで、
シンポジウムさんを通して装花のオーダーもお願いしました。
※もちろん仲介料取ってほしいと思ってました。
誤解されがちですが、自分がこだわっていたのはいかに安くするかではなく、
いかにいいものを納得のできる経由で提供できるかだったので、
業者さんに苦しんでほしいとはみじんも思っておりません。
これは私の仕事の鉄則ですが、
自分が必要としている内容に対して、業者さんのフェアな値段を知ることが先です。
そこは絶対にケチってはいけないと思っていて、
サービスに対してはそれ相応の値段を払うべきです。
苦しむのはいつも末端の人間、というループに自分もいるので他の人にそんな思いをしてほしくはありません。
ただ、自分にとって必要でないものもあるため、そういう意味では交渉をしました。
(着付けに関して等・・・それは後ほど説明します)
そんなわけで、食事会に関してはシンポジウムさんにフェアなお見積りをいただき、
装花もお願いすることになりました。
デザインまでこだわりがないため、
「めでたいし、紅白で!」というただただシンプルなリクエストで完結しました。
お花屋さんにとっては非常にやりやすかったと思います。
↑お花は各テーブルこんな感じで用意していただきました!紅白!
和装で式を挙げたので、お花も和のイメージで作ってくださってました、さすが~!
シンポジウムのオーナー様、スタッフの皆様にはとてもスムーズに動いていただき、
貸し切り料金もなし、持ち込みチャージもなしでご対応いただき
至れり尽くせりでしたので、日本では馴染みがないかもしれませんがお心づけ(チップ)をお渡ししました。(※スタッフ1名につき5千円ほど)
閉店してしまったのは残念ですが、おかげさまでとても素晴らしい時間を過ごすことができました。
ケーキはどうするの?なしにしてしまおう!
シンポジウムさんのコース料理は以下の通りでした
前菜の盛り合わせ
+
パスタ料理
+
お魚料理
+
和牛のグリル
+
ドルチェとコーヒー
お飲み物
ウエルカムドリンクとして
スパークリングワインとビール、ソフトドリンク
お食事中として
白、赤ワイン、数種のカクテルとソフトドリンク
※これはお食事の一部です↑↑
このコース料理、ドルチェがあるんですね、
しかも、お魚とお肉両方ありますし、
とにかく量が多かったんです!ありがたいことに!
なので、この上ウェディングケーキまで用意したら皆おなかに入らないだろうなと思っていたんです。
だったら持ち帰ることができるウェディングケーキみたいなものはないかな?
と色々探していたところ、
とってもお洒落で可愛いカップケーキを作っている業者を見つけたのです。
ダイアモンドケークス鎌倉さんです
ダイアモンドケークスさんもメールでやりとりができたため、
海外在住の私にとっては大助かりでした!
過去の事例やネットから今までダイアモンドケークスさんが作ったお菓子の写真を見せて、
バラが乗った可愛らしいカップケーキを作ってもらうことになりました。
あまりこだわりがない私に対してとても丁寧に簡潔にコンサルをしてくださって、
アレルギーや色、フレーバーなど色々聞いてくださいました。
色は決めていたものの、フレーバーにこだわりはなくオーナーさんのオススメでお願いしています。
お洒落ですごく可愛いカップケーキ!理想通りです。
ウェディングケーキカットをしない代わりに、
持ち帰れるウェディングケーキを用意しましたが変でしょうか?
切ることはできないですが、
カップケーキ台がアメリカには売っているので
こんな風に組み立ててカップケーキを飾っていました。
引き出物&引き出物、コンパクトに
(↑左からThankyouカード、オンライン引き出物、くるみっこ、カップケーキ)
繰り返しになりますが、この挙式はゲストをおもてなしするもの。
イベント企画をしてきた人間にとって、来た人に楽しんでもらうこと、満足してもらわないと意味がありません。
ダイアモンドケークスさんのカップケーキは皆さん持ち帰ってましたが、
それは引き出物にカウントされていません。
引き出物は二つ用意しました。
(1)オンライン引き出物
荷物が増えるのでオンラインから購入できる「オンライン引き出物」なので、
ゲストが受け取るのは購入番号が書かれたカード1枚のみになります。
(2)くるみっこ
鎌倉の名物、くるみっこを入れるのは前々から決めていました。
普段店頭では売り切れることも多く、公式サイトでもオンライン購入は売り切れと表示されていることがほとんどです。
こちらも本社に連絡して用意していただくことになりました。
引き出物なので熨斗もつけていただきました。
このくるみっこは、クッキーでキャラメルとクルミをはさんだお菓子で、とっても美味しいんですよ!!贅沢な味!デパートなどで買えることもありますが、
鎌倉に来たら是非試してみてくださいね♪
着物のレンタル&着付けのお願い
鎌倉には撮影セットでレンタルできる場所は沢山あるのですが、
着物だけのレンタルというのはなかなかありません。
これは前撮りをお願いした「縁」さんにお願いして、
着物レンタル&着付け&ヘアメイク&介添え
をお願いしました。
縁さんは前撮り撮影専門の業者さんなので、着付けだけを行っている場所ではありません。
また、とても優秀なフォトグラファーさんが多いため、
持ち込み外部フォトグラファーも推奨していないのですが
今回、挙式を撮ってもらうフォトグラファーは決めていたため、
必要なものだけお願いすることになりました。
フォトグラファーは群馬から
自分もフォトグラファーである以上、フォトグラファーの知り合いは沢山いるのですが、
日本に帰国したときに仲良くなった女性のフォトグラファーにお願いすると前々から(勝手に)決めていました。
彼女は構図がとても上手でスタジオもやっている尊敬しているフォトグラファーさんです。
ブライダルの値段が安すぎるのでウェブサイトに書かれている値段表の倍6~7万ほどお支払いしたのですが、全データくださいましたし、それでも足りないくらい!
別途お足代とチップも、とお渡ししようとしたのですが、受け取ってもらえませんでした(泣)ありがとうございます。
安すぎますので、もっとチャージしてくださいね。←
普段はイオンや不動産イベントでキッズの撮影イベントをしたりしています。
キッズ写真、ご家族写真をご入用の方は是非♪
さすがですよ、ほんといい写真沢山撮っていただきました。
鎌倉八幡宮の本殿に向かって歩いている様子↑
北関東にお住いの方、是非群馬高崎のCloud9スタジオをチェックしてみてください!
こうでなければならないはない
自分でプロデュースする上で一番のメリットは、決まり事やしばりがないということ。
決まった形もなく、好きにカスタマイズできるのがメリットでした。
ケーキカットのないウェディングケーキを始め、
もう一つだけユニークなところは、
両親への手紙⇒花束贈呈のところです。
両親への手紙は読みましたが、花束は残らないので
ずっとほしいほしいと言っていた、
「ダイソン吸引力の衰えない掃除機」をプレゼントしました。
ここで花束贈呈です、というときに
ダイソンの仕様書をプレゼントした時の両親の涙は引っ込んでましたね。
笑顔がプライスレスでした!笑
いかがでしたか?
何か参考になりましたでしょうか。
これから挙式の形はどんどん変わっていきますし、
必ずこうでなければならないというものはないと思います。
写真だけ、食事会だけ。皆さんにあったスタイルで、お祝いができますように。
Thank you for reading!
Hazuki Photography ラスベガス在住のフォトグラファー ブライダル撮影、前撮り、後撮り、ハネムーン撮影、ご家族の写真撮影等 Instagram: https://www.instagram.com/hazukiphotography/ Web: https://www.hazukiphotography.com/ #ラスベガスフォトグラファー #ラスベガス挙式 #ラスベガス前撮り #ラスベガス後撮り #ラスベガス #ラスベガスフォトウェディング #ラスベガス撮影
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